龍と稲荷と御朱印巡り

千葉県在住の筆者が参拝したお寺や神社と御朱印を紹介します。

4寺目「成田山新勝寺」(千葉県 成田市)

f:id:ngs_70:20180707211816j:image

f:id:ngs_70:20180707211616j:image

本日は千葉県成田市のお寺「成田山新勝寺」さんに参拝に行ってきました。

成田山新勝寺さんはおそらく誰もが知っている有名なお寺ではないでしょうか。

私は御朱印巡りを始める前から成田山新勝寺さんには毎年行っていましたが、今までは参拝ではなく観光で、散策して鰻重を食べてお土産を買って帰宅という流れでした。

なので今年も「天気も良いし、今日は成田山に行こうかな。今年はしっかり参拝もするぞ!」というノリで行きました。

すると想定外の事態が...。

 

f:id:ngs_70:20180707212500j:image

f:id:ngs_70:20180707212551j:image


めちゃくちゃ混んでる...!!!???

 

いつもは車で通れる道が通行止め。

人、人、人。とにかく人がたくさん。

何もないはずの新勝寺入口近くの広場に縁日の屋台がずらり。

そして山車や神輿を担いだ集団が...えっさほっさ...えっさほっさ...。

ま、まさか......


そのまさか、お祭り『祇園祭』の日でした。

(本当に何も知らずに行ってしまいました。)


祇園祭とは?】

成田祇園祭は、成田に夏の訪れを告げる毎年約45万人の見物客が訪れる成田の一大イベントです。

見事な彫刻や装飾で彩られた10台の山車・屋台と御輿1台が繰り出し、3日間(7月の6、7、8日)にわたって成田山表参道やその周辺一帯を巡行します。

(引用:成田市観光協会公式サイトより)


えっ!!? 3日間で45万人!!?

とんでもない日に来てしまいました(苦笑)

でも高速道路で1時間くらいかけて来たので帰るという選択肢はもちろんありません。


鰻が売り切れてしまうと悲しいので参拝前に毎年お世話になっている川豊さんの鰻重と肝吸いをいただきました。今年も美味しかったです。

川豊さんでは店頭で鰻を捌いて串に刺すところを見ることができます。かっこいいです。(撮影OKです。)

f:id:ngs_70:20180707212709j:image

f:id:ngs_70:20180707202250j:image

腹ごしらえを終え、参拝開始。

成田山新勝寺さんは御朱印が1つだと勝手に思っていたのですが6箇所ありました。

『大本堂』『出世稲荷』『釈迦堂』『光明堂』『醫王殿』『平和大塔』です。

f:id:ngs_70:20180707202328j:image

(↑御朱印MAP。持ち歩いていたのでクシャクシャ...。)

大本堂の御朱印を頂いた際に成田山御朱印MAPなる物を見つけて一枚頂いて驚きました...。

因みに大本堂の御朱印は混雑を避けるためか4つの建物で頂くことが可能になっているようです。

 

①大本堂

f:id:ngs_70:20180707211737j:image

私は大本堂の建物ではなく、大本堂より大きい縦長の建物(上の写真。MAPやや左下。)で大本堂の御朱印を頂きました。

ご年配の男性が書いてくださいました。

f:id:ngs_70:20180707205527j:image

f:id:ngs_70:20180708010138j:image

挟む半紙も頂きました。

ありがとうございました!

 

②出世稲荷

f:id:ngs_70:20180707213215j:image

f:id:ngs_70:20180707213225j:image

f:id:ngs_70:20180707213254j:image

f:id:ngs_70:20180707213308j:image

大本堂の次は出世稲荷さんに参拝に行きました。

お寺の中に神社があるなんて珍しいなぁ、と思いつつお稲荷様に手を合わせました。

鳥居の手前で油揚げが販売されていて、それをお供えして参拝するのがベストだったようなのですが、いつも通りお賽銭を入れて鈴を鳴らして2回礼をして2回手を叩いて......

......を実行してから、お賽銭箱の奥の壁に「合掌一礼」の貼り紙を発見。

神社は二礼二拍手一礼では...?と軽く混乱しつつ、もう時すでに遅し。

最後に神様に謝罪して参拝を終えました。

参拝後、御朱印を頂こうと思い御朱印待ちの列に並びました。

御朱印で列に並んだのはこれが初めてでした。

御朱印を頂ける窓口は参拝場所のすぐ横にあるのでとても分かりやすいです。

出世稲荷さんでは二人のご年配の男性が御朱印を書いていました。

一人は客と笑顔でおしゃべりしながらゆっくり書き、もう一人は奥で黙々と書いていました。

私は奥の男性に御朱印を書いて頂いたのですが、御朱印帳をお渡しする際に衝撃の事実を知りました。

 

出世稲荷は神社ではない!!!

 

稲荷だし鳥居あるし神社だよね、と思い込んでました。大変申し訳ありませんでした。

神社用の御朱印帳をお渡ししたところ、男性が他のページに神社の御朱印があるのを見て「ここはお寺ですが、書いてしまってよろしいですか?」と訊いて下さったので助かりました。

神社と勘違いしてしまう参拝客が多くて毎回確認しているのかもしれませんね...。

慌ててお寺用の御朱印帳をお渡しし、頂いた御朱印がこちらです。

f:id:ngs_70:20180707213900j:image

鳥居=神社...ではないことを学ぶことができました。

ありがとうございました!

 

③釈迦堂

f:id:ngs_70:20180707214326j:image

出世稲荷さんの次は釈迦堂さんに参拝に行きました。

空いていたのでゆったりと参拝できました。

出世稲荷さんが混雑していたので御朱印待ちの列にまた並ぶかな...と思っていましたが、タイミングが良かったのか誰もいませんでした。

ご年配の男性に御朱印を書いて頂きました。

f:id:ngs_70:20180707214721j:image

ありがとうございました!

 

④光明堂

f:id:ngs_70:20180707214918j:image

釈迦堂さんの次は光明堂さんに参拝に行きました。

こちらでもご年配の二人の男性が御朱印を書いていました。

とても和気藹々としていて和やかで、私は光明堂さんの雰囲気が一番好きでした。

私の隣で御朱印を頂いていた女性が申し訳なさそうに「すみません...一万円札でも大丈夫ですか?」とお金を渡したら笑顔で「日本円なら大丈夫ですよ〜」という気さくな返答をしていました。

私も用意していた100円玉が足りなくなり「1000円札で大丈夫ですか?」と訊いたら「一万円札かな?」とジョークを言われ、なんだかホッとしました(笑)

頂いた御朱印はこちらです。

f:id:ngs_70:20180707215657j:image

ありがとうございました!

 

⑤醫王殿

f:id:ngs_70:20180707215851j:image

(↑手前が醫王殿、奥が平和大塔)

光明堂さんの次は醫王殿さんに参拝に行きました。

新築でしょうか。めちゃくちゃ綺麗でした。

参拝後、賽銭箱の左側にある入口から中へ入り時計回りで中の仏像や貴重な品を拝見しました。小さな博物館のような感じです。

そして最後に御朱印を頂ける受付があったので列に並びました。

並ぶと言っても並んでいるのは私だけで、すぐに順番は回ってきました。

若い女性とご年配の男性がそれぞれ御朱印を書いていて、私は男性に書いて頂いたのですが...

正直、この男性の対応は残念でした。

列に並んでいるのは私一人だったので全く混雑していなかったのですが無表情で「御朱印帳を開いておいてください」と言われ、御朱印帳をお渡しした直後に「300円準備しておいてください」と言われました。

たくさん参拝客が来て面倒になってしまう気持ちも分かるのですが、なんだか『流れ作業』みたいな感じで、とても悲しかったです。

頂いた御朱印はこちらです。

f:id:ngs_70:20180707220933j:image

半紙も挟まずページを開いたまま御朱印帳を返されました。

どうやら必ず半紙を挟んでくれるとは限らないようなので、自分で用意して行ったほうが確実ですね。

ありがとうございました。

 

⑥平和大塔

最後に平和大塔さんに参拝に行ってきました。

入口は一階正面にあったのですが最初は分からず外の階段を登って中央の賽銭箱前で一礼合掌しました。

すると、中に参拝客が...。目が合ってしまい気まずくなりました。

中に入れるのかな...?と二階の外の通路をぐるりと一周し、入口が見当たらず困って下に降りたら普通に正面に入口があって落ち込みました...。

中に入ると右側に御朱印の列ができてました。

参拝済みだから並んでも大丈夫だよね、と並んだら目の前に「建物内部の奥の階段を登った先に御本尊のお部屋があるので、参拝を済ませてから御朱印よろしくお願いします。御朱印はスタンプラリーではありません。」という感じの内容の貼り紙がありました。(うろ覚えなのでかなりざっくりです。ごめんなさい。)

先程、外で勝手に参拝してしまったので慌てて列を抜けて二階に上がりました。

とても大きくて力強い御本尊様を拝みました。

そして二度目の参拝を終えて御朱印の列に戻ろうと思ったら列が綺麗さっぱり無くなっていました。

ここでも二人のご年配の男性が御朱印を書いていました。

頂いた御朱印はこちらです。

f:id:ngs_70:20180707222549j:image

なんだか特殊な文字ですね。梵字かな?

ありがとうございました!

 

今まで素通りしていた所でそれぞれ足を止めて参拝することができて、とても充実した一日でした。

ただ、やはり観光地のお寺や神社は参拝客が多くなるので、どうしても御朱印が流れ作業...効率化されてしまっているという印象でした。

地元のお寺や神社では参拝客が殆どいなくて参拝も自分のペースで出来るし、御朱印を頂く際にも住職さんや神主さんと色々とお話しできるので、個人的には地域の小さなお寺や神社の参拝にもっと行きたいなぁ、と思いました。